オペレーションシステム - IPアドレスとは、どういうものなのか?IPv4×IPv6で調べよう!!

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オペレーティングシステム

オペレーティングシステム (Operating System, OS) は、コンピュータにおいて、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアであり、基本ソフトウェアの一種です。なお、OSのGUIフロントエンドであるオペレーティング環境についてもここで扱います。広義のOSには、ウィンドウシステムやデータベース管理システム (DBMS) などのミドルウェア、ファイル管理ソフトウェアやエディタや各種設定ツールなどのユーティリティ(これらはいずれも基本ソフトウェア)、基本的なアプリケーションソフトウェア(ウェブブラウザや時計などのアクセサリ)を含むことがあります。一般的に「オペレーティングシステム」という場合はこちらを指すことが多いです。現在に至る統合環境と平易なユーザインタフェースを意識する傾向は、Mac OSやMicrosoft Windowsの登場で鮮明となりました。このため、Mac OS以降の近年のOSとMS-DOSなどの初期のOSは分けて扱われることが多いです。OSの中で、ハードウェアを直接管理操作するなどの最も中心的な機能の部分を、特にカーネルと呼んで分けることもあります。この場合、カーネル以外の部分(シェルなど)はユーザーランドと呼ばれます。また、カーネルとユーザーランドではCPUモードやアドレス空間が異なっています。ちなみにオペレーティングシステムは完全な一般名詞ですが、“OS”は本来IBMの商標です。

OSの目的

OSの主な目的は3つあります。すなわち、ハードウェアの抽象化、リソースの管理、そしてコンピュータ利用効率の向上です。
ハードウェアの抽象化
コンピュータごとに目的は同じでも製造元が異なるなどで、動作に微妙に差異があるハードウェアが搭載されていることが多いです。そのようなハードウェアの統一的で単純化された利用方法を提供することで、アプリケーションソフトウェアの開発を容易にします。
リソースの管理
複数のアプリケーションソフトウェアを同時に利用する際に、互いに独立して動作できるように資源を管理します。プログラムからの資源要求に競合が起きた場合には、待たせる、エラーを返すなど、適切に対処します。
コンピュータの利用効率の向上
複数のタスクを同時に実行する際に、資源割り当ての順番や処理の割り当て時間を工夫することで、全体のスループットを向上させます。これはデスクトップ環境ではあまり恩恵を感じることはないですが、ウェブサーバやデータベースなど大量のアクセスをこなす用途などでは重要になります。

OSの主な機能

APIとABI

OSはアプリケーションソフトウェアを動作させるのが第一の目的です。このためのインターフェースがAPI(アプリケーションプログラミング・インタフェース)とABI(アプリケーションバイナリ・インタフェース)である。カーネルはシステムコールによってアプリケーションにサービスを提供します。さらに基本ライブラリも含めた形でアプリケーションに対してAPI/ABIを提供します。アプリケーションによってはOS上のミドルウェアやアプリケーションフレームワークなどをAPIとして使用する場合もあります。APIはプログラミングのためのインターフェースであり、プログラムを作成する際の規則を構成します。例えば、C言語での関数やFORTRAN/Pascalなどのライブラリ呼び出しといったものがそれにあたります。一方、ABIはコンパイルされたソフトウェアがOSの機能を呼び出す際のインタフェースであり、プロセスが動作する際の規則を構成します。例えば、UNIX系のOSはAPIがほとんど共通ですが、ABIはOSによって異なります。従って、同じCPUを使ったシステムであっても、ABIが異なれば実行ファイルが異なります。ABIには、エンディアン、実行ファイルの形式、システムコールの具体的な方法、コールスタックの使い方などが含まれます。

プロセス管理

コンピュータ上の各動作はバックグラウンドであっても一般のアプリケーションであっても、内部的にはプロセスとして動作します。DOSのような古いOSは一度に1つのプロセスしか実行できません。最近のOSは一度に複数のプロセスを動作させることができます(マルチタスク)。プロセス管理は複数のプロセスを実行するためにOSが行う処理です。プロセッサを1つだけ持つ一般的なコンピュータでは、マルチタスクは高速にプロセスからプロセスへ切り替えを行うことで実現されます。ユーザーがより多くのプロセスを実行すれば、個々のプロセスに割り当てられる時間は少なくなっていきます。多くのシステムでは、これが音声の途切れやマウスカーソルの奇妙な動作などを引き起こします。一般的なプロセス管理は、プロセスごとに優先度を与え、それによって配分される時間を決めています。

メモリ管理

パーキンソンの法則によると、「メモリを拡張するとプログラムはそれに伴って拡大する」といいます。プログラマーは無限の容量と無限の速度のメモリを理想としています。コンピュータのメモリは階層構造になっていて、最も高速なレジスタから、キャッシュメモリ、RAM、最も低速なディスク装置があります。OS内のメモリ管理部はこのようなメモリを管理するもので、利用可能な部分、割り当てと解放、主記憶と二次記憶との間でのスワップなどを制御します。

ファイルシステム

OSはその歴史や用途に応じて様々のファイルシステムを備えています。現在主流のOSにおいては、ほとんど全てのファイルシステムはディレクトリによる階層構造を持っています。これは、Multicsを起源とするものであり、メインフレームのOSではディレクトリを持たないものもあります。また、ディレクトリ名とファイル名の区切り記号、ファイルの命名規則などはシステムによって異なります。
代表例
Linuxを元プラットフォームとして開発されたものにはext2、ext3、ReiserFSなどがある。また、他のプラットフォームからXFS、JFS、FATファイルシステムなどが移植され、NTFSも不十分ながら読み書きが可能です。Macintoshではまず最初にMacintosh File System (MFS) が実装されましたが、ディレクトリ機能を備えていなかったためファイルブラウザFinderでフォルダをエミュレーションしていました。その後Hierarchical File System (HFS) でディレクトリ機能を実装し、現在は改良を加えたHFS+が採用されています。現在Mac OS Xで読み書きが可能なものはHFS、HFS+、UNIX File System (UFS)、FATとなります。なおUFSの使用は一般でなく、FATへの対応は他プラットフォームとのデータ交換に用いられます。NTFSは読み込みのみが可能であり、書き込みについてはCommon Internet File System (CIFS) によるネットワークを介したものに限られます。Windowsが標準で扱えるファイルシステムは、FAT、FAT32、NTFSです。現在Windows上ではNTFSが最も信頼性と効率が高いものとして一般的に利用されます。FATはMS-DOSから採用される古いファイルシステムですが、パーティションやファイルサイズに制限があり、大容量化したハードディスクではあまり用いられません。
プラットフォーム間の差異
FATはその仕様の制限から大容量のハードディスクには向かないですが、その一方構造が単純でデジタルカメラや携帯電話などの組み込みシステム向けを含むさまざまなOSで読み書き可能なことから、各種メモリカードやUSBメモリなどプラットフォームを跨ぐ用途においては主流です。なお、それらフラッシュディスクの大容量化に対応するため、マイクロソフトはFATを拡張したexFATというファイルシステムを発表しています。MacintoshからWindows等へファイルを転送すると、転送先のWindows側に本体とは別のファイルが出現することがあります。これはHFSやHFS+のみがサポートするリソースフォークと呼ばれるデータ構造によるもので、Macintoshではそれらを一元的に管理を行うため一つの書類に見えます。このように幾つものフォークを一つのデータに格納することをマルチフォークと呼び、もとのデータを改変することなくOS独自の管理情報を容易に付与できる機能ですが、実質的にMacintoshでしか利用できません。
障害への対応
ファイルシステムには、急な電源切断などによる障害へ対応する機構を持つものがあります。ジャーナルファイルシステムが最もよく採用される機構であり、その他にもZFSのように書き込み操作をトランザクションとして扱うものもあります。これらを用いることで、障害復旧時のチェックを大幅に短縮する、または完全に不要にします。一方これらの機構を持たないファイルシステムでは、ファイルシステムの整合性を保つためストレージ全体を検査する必要があります。

ネットワーク

多くのOSはTCP/IPプロトコルをサポートしています。歴史的に見れば、初期のコンピュータネットワークはモデムを使って電話回線で行われていました(BSC手順など)。その後、パケット通信が使われるようになり、IBMのSNAなどの各社独自のネットワークアーキテクチャが登場しました。現在では、TCP/IPを中心とした通信が主流となっています。通信プロトコルは、トランスポート層まではカーネル内モジュールとして実装し、プレゼンテーション層より上はシステムプロセスとして実装されるのが一般的です。セッション層の実装はシステムによって異なります。

セキュリティ

OSが関係するセキュリティ機能は、ユーザーがリソースへの何らかのアクセスを行う際に前もって認証し、そのユーザーのアクセスレベルを決定し、管理者の方針に基づいてアクセスを制限することです。

グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)

最近のOSは一般にGUIを持っています。多くのプロプライエタリなシステム(Windows やMac OS)はカーネルとGUIが密接に関係しています。他のOSではユーザーインターフェースはモジュール化されていて、任意のGUIをインストールしたり、新たなGUIを作成したりできます(Linux、FreeBSD、OpenSolaris)。Windowsでは新たなバージョンが登場するたびにGUIを変更してきました。初期のWindowsからWindows Vistaまでを比べてみると、その変化は大きいです。Macでは初期からSystem 6.0.xまでが白黒のGUIでしたが、System 7以降はカラー化されたのみで、Mac OS 8でプラチナアピアランスが採用されても、Mac OS 9.2.2までは基本要素はほぼ変わりませんでした。しかしMac OS Xになって完全に刷新され、AquaベースのGUIになりました。Mac OS X v10.3以降ではメタルアピアランスが導入され、その後もバージョンアップのたびに少しずつ手が加えられています。また、Aquaとは別にX11も用意されています。Mac OS Xの前身のNEXTSTEPは様々な独創的なGUI要素で知られ、他のOSやデスクトップ環境に大きな影響を与えました。グレースケールのシステムであったころよりアルファチャンネルを備えていたのは特筆すべき点です。Linuxでは、GUIを提供するデスクトップ環境がいくつか存在します。Linuxで使えるGUIとして有名なものは、GNOMEとKDEがあります。

デバイスドライバ

デバイスドライバはハードウェアとのやり取りをするためのソフトウェアです。一般にハードウェアとの通信を行うインタフェースを持ち、ハードウェアの接続される何らかの通信サブシステムやバスを経由して通信を行います。コマンドをハードウェアに送り、データの送受信を行います。また、一方でOSやアプリケーションに対するインタフェースも提供します。ハードウェアに強く依存するプログラムであり、OSにも依存しています。これによって、OSやアプリケーションがハードウェアを使って動作することが容易になっています。ハードウェアの非同期的な割り込みの処理もデバイスドライバの役割です。デバイスドライバの主たる設計目標は抽象化です。ハードウェアは用途が同種のものであっても、機種によって動作や性能などがそれぞれ異なります。新たな機能や性能を提供するハードウェアが登場したとき、それらは従来とは異なった制御方式を採用していることが多いです。OSを将来にわたってあらゆるハードウェアを制御できるように設計するのは困難です。従って、個別のハードウェアの制御をOSから切り離す必要があります。デバイスドライバはOSとのインタフェース(関数呼び出し)をデバイス固有の処理に変換することが主たる機能となります。理論的には、新たな制御方法の新しいハードウェアが登場しても、そのハードウェア用のドライバが古いOSに対応していれば、古いOSでもドライバだけ置き換えればハードウェアを制御可能となります。

OSの歴史について

1950年代

1950年代、OSという概念が登場し始めました。初期のコンピュータはOSを持っていませんでした。しかし、システム管理用ソフトウェアツールやハードウェアの使用を簡素化するツールはすぐに出現し、徐々にその利用範囲を拡大していきました。最初のOSは、IBM 701用にゼネラルモーターズが開発したもの、IBM 704用にゼネラルモーターズとノースアメリカン航空が共同開発したもの等、多くの候補がありますが、どういった機能が搭載された時点でOSと呼ぶかによります。この時代のものをOSとは呼ばない場合もあります。当時は、パンチカード等から入力されたプログラムを磁気テープに一旦保存し、その磁気テープを大型コンピュータに接続後、プログラムをロードして実行していました。そのため、入出力装置のドライバに当たるものが作成されていました。また、アセンブラやコンパイラが登場し始めた時代なので、まずコンパイラをロードしてからプログラム(ソースコード)をロードし、コンパイル結果として出力されたアセンブリ言語をアセンブルするために、さらにアセンブラをロードするといった手続きが必要でした。こうした作業を自動化するバッチ処理がOSの機能として実現されていました。また、プロセスの状態を監視するモニタも実装されていました。

1960年代

1960年代前半には、OS機能の増強が進められました。スプール、ジョブ管理、記憶保護、マルチプログラミング、タイムシェアリングシステム、そして、仮想記憶の概念が登場し始めました。これらの概念を複数搭載するOSも登場していました。また、マルチプロセッシングシステムに対応するOSもありました。1960年代後半には、OSは著しい進化を遂げました。現在のOSの概念や基本部分(カーネル)の技術の大半は、この時期に完成されました。1964年のIBM System/360シリーズに搭載されたOS/360は世界初の商用OSとされ、単一のOSシリーズで幅広いモデル(性能、容量、価格帯)と周辺機器を稼働させ、更にハードディスクドライブをサポートし、本格的な(プリエンプティブな)マルチタスクを実現しました。「オペレーティングシステム」という用語が一般化したのもOS/360からです。従来は機種ごとに専用の制御ソフトが付属し「機種が変わればプログラムは書き直し、周辺機器は買い直し」が常識でしたが、OSがアプリケーションに一貫した上位互換のAPIを提供する事で、OS/360用に書かれたプログラムは40年以上経過した現在のz/OS上でもバイナリー互換で動作します。この頃のもう1つの重要な進歩としてタイムシェアリングシステムの本格的な実用化があります。コンピュータの資源を複数のユーザーが並行的に使えるようにすることで、システムを有効利用するものです。タイムシェアリングは、各ユーザーに高価なマシンを独占しているかのような幻想を抱かせました。1965年のMulticsのタイムシェアリングシステムは特に有名です。更に1967年にはSystem/360用に、商用初の仮想化OS(仮想機械)であるCP-40とCP-67が登場し、1台のコンピュータで同時に複数のOSを稼働できるようになりましたが、これもタイムシェアリングの応用です。また仮想記憶は1961年のバロース B5000が商用初とされ、1970年のIBM System/370シリーズ用のOS/VSで広く普及した。コンピュータの利用形態としてオンライントランザクション処理やデータベース処理が普及したのもこの頃です。

1970年代 - 1980年代前半

1970年代~1980年代前半は、多種多様な分散システムが普及しました。ミニコンピュータ用OSとしてはVMSが有名です。Multicsは1970年代の様々なOS、UNIXなどに影響を与えました。UNIXはオープンシステムと呼ばれミニコンピュータからメインフレームまで広く普及しました。また1970年代には低価格なマイクロプロセッサが登場しましたが、初期のマイクロコンピュータはメインフレームやミニコンピュータのような大規模なOSを搭載する容量もなかったため、ディスク管理程度の必要最低限の機能しか持たないOSが開発されました。初期の特筆すべきOSとしてCP/Mがあり、8ビットのマイクロコンピュータで良く使われました。その大雑把なクローン(複製)として16ビットのIBM PC用にPC DOSが生まれ、そのOEM版であるMS-DOSが普及しました。これらはOSの提供する機能が少なく、画面制御など多くの機能はアプリケーションが直接ハードウェアを操作する必要があったため、同じCPUを使用していてもハードウェア(機種)が異なると互換性も失われました。このMS-DOSと後継のMicrosoft Windowsによって、マイクロソフトは世界有数のソフトウェア企業となりました。なお1980年代の別の流れとして、GUIを標準装備したアップルコンピュータのMacintoshがあります。MacintoshのOS(Mac OS)は、当時の性能的制約から多くの部分がファームウェアの状態でハードウェアに組み込まれてはいましたが、現在でいうウィジェット・ツールキットを含むToolboxと呼ばれるAPI群を持ち、アプリケーションのGUIのデザイン開発をある程度まで標準化しました。マイクロプロセッサの高性能化が進むと、業務用途のシステムでは、高機能な端末を大量に用意することが可能になり、UNIXをベースとしたクライアントサーバモデルが普及しました。クライアント機であるワークステーションのOSとしてSunOS、IBM AIX、IRIXなどのUNIX系OSが用いられました。しかし、UNIX系OSはBSDとSystem Vという2陣営に別れ、さらにUNIXの標準規格を巡ってUNIX戦争が勃発し、UNIX市場は大きなダメージを受けました。

1980年代後半 - 2000年代初頭

1980年代後半には、パソコンにも32ビット時代が到来し、1990年代に入ると、低価格なAT互換機でもメモリを十分に搭載すればPC-UNIXの利用が可能になりはじめました。当時のパソコンではOSとして最低限の機能しか持たないDOSが依然として使われており、GUIやネットワーク、マルチメディアに対応させるため、ベンダがDOSを様々な形で拡張したシステムソフトウェアやウィンドウシステムを搭載するようにもなりましたが、これは互換性や信頼性など様々な点で問題を発生させていました。こうした問題を解決するため、堅牢な(プリエンプティブな)マルチタスク機能、オブジェクト指向API、GUIによるデスクトップ環境、ネットワーク機能の標準装備など従来のUNIX(互換)ワークステーション並みの機能がパソコンにも求められるようになってきました。こうしたOSは「次世代OS」「モダンOS」などと呼ばれました。1987年にはIBMとマイクロソフトが、パーソナルコンピュータ用に堅牢なマルチタスク機能、GUI(同年末の1.1より)、ネットワーク機能(拡張版)を装備したOS/2を発表しました(32ビット対応は1992年の2.0より)。1988年に登場したNEXTSTEPは、業務用途に耐える堅牢性とオブジェクト指向による柔軟性、高度なグラフィックス機能と一貫したGUIといった、新世代のデスクトップOSで求められる機能を全て実現しました。しかしこれらは当時のハードウェア性能では負荷が大きかったため広くは普及せず、代わりに軽量ですが堅牢なマルチタスク機能は持たないMac OSやWindows3.x などのGUI環境が徐々に普及しました。これらは当時の限られたハードウェアでも快適に動作しましたが、安定性や機能には劣るものでした。1994年には、Windowsとしては初めて、32ビットに本格対応(カーネルの32ビット化)し、堅牢なマルチタスク機能を備えたWindows NTが登場しましたが、負荷や互換性の問題などから個人用途にはあまり普及せず、Windows3.xを拡張して次世代OSの機能を限定的に取り入れたWindows 9x系との並存が続きました。WindowsがWindows NTベースに一本化されたのは2001年のWindows XPからでした。またアップルも同年、NEXTSTEPを発展させたMac OS Xを新たにリリース、従来のMac OSの後継となりました。このころには低価格なパーソナルコンピュータでも、これらのOSの負荷を問題としないほどに高性能化し、オープンで低価格な分散コンピューティングを広めました(ダウンサイジング)。

2000年代中盤以降

2003年にはパソコンにも64ビット時代が到来、OSも64ビット化が進みましたが、16ビット化や32ビット化の際と比較すると、OSの機能や役割に大きな変化はなかった。商用のパソコンOSを二分するWindowsとMac OS Xのいずれも、徐々に64ビットへの移行を進めています。Windowsは同一バージョンのOSで32ビット版と64ビット版の双方を提供しており、Mac OS Xは32ビットカーネルを維持したまま、一般プロセスに64ビット機能を持たせる道を選びました。オープンソースの流れでは、従来よりGNUがUNIX向けのツール群を開発していましたが、これらをLinuxカーネルと組み合わせたGNU/Linuxシステムが2000年頃よりUNIX系OSの主流となりました。またBSD系OSもUNIX系OSのシェアの大きな部分を占めています。一方、組み込みシステムにもより複雑な機能が求められるようになり、汎用OSをベースとした組み込みオペレーティングシステムが従来主流だったリアルタイムOSを置き換えつつあります。BSDおよびLinuxやWindows、Symbian OSなどが幅広い用途に使われています。1990年代以降のダウンサイジングの流れにより、業務用途でもオープンシステムやWindowsが主流となりましたが、信頼性・可用性を重視する用途には、現在でも専用OS(z/OS、MSP/XSP、VOS3、ACOSなど)を搭載したメインフレームも使い分けられています。